多くの日本人は他人がうまく動いてくれないことに腹を立てる。
それこそ間違いなのだ。
他人はあなたの現状に興味など示さない
あなたが飲食店や何かしら実態のある店舗のオーナーだとしよう。
汚れや埃が目立つためバイトに掃除するように指示したが思うような清掃をしてくれないと腹を立てる。
そもそもこれが間違いなのだ。
あなたは掃除することでどのような結果を招くのかを知っているが、バイトにそんな経営者目線など毛頭ない。
ほとんどはこういった感じである。
言うことを聞かないから使えないのではなくそもそも立場の違いやバイトに対する過剰な要求のおかげでバイトから嫌われることさえ出てくる。
突然音信不通になってバックレる原因にもなる。
ではどう他人と接していけばいいのか
これはアドラー心理学の中でも言われている「課題の分離」をすることだ。
「馬を水辺に連れて行くことは可能だが、水を飲ませることは難しい」といった話がある。
水を飲むか、飲まないかは馬次第だという例え話だ。
他人に置き換えてみよう。
やるか、やらないかはその人次第。そのため性悪説をもとに業務フローを作ったり、代わりの手段や何かを調達すればいい。
掃除しやすいレイアウトにするのか?掃除用具を変えるのか?掃除そのものを他に委託するのか?
手段なんていくらでもある。
そこをうまく改善するのがとにかく楽しくなるだろう。